#098.新入部員のパート決め 1

コロナの影響で今年度の吹奏楽部の活動もどのくらいできるか未知数なところもありますが、願いとしては4月以降は完全に元通りの状態に戻って欲しいです。ということで、今回はこんなお話。


吹奏楽部の新1年生それぞれの楽器の決め方、どのようにしていますか?


自分の中学生の時の話

僕は中学1年生で吹奏楽部に入部したことをきっかけに、そのまま30年以上トランペットを吹いていますが、実際のところアルトサックス希望でした。

しかしサックスはとても人気の楽器。先輩から「キミ、体大きいからバリトンサックスだったらやらせてあげる」という言葉を突っぱねて第二希望のトランペットになったという経緯があります。結果的にはこれで良かった。


ちなみに当時、アルトサックスを希望していた理由は「それ以外の楽器をよく知らないから」というだけです。なんとも稚拙な。

ただ、そうした自分自身の経験からも、新入部員の楽器を決める際のヒントがあると思います。


人気のある楽器とそうでない楽器

どこの吹奏楽部も希望楽器は集中します。定番としてはフルート、サックス、トランペットあたりでしょうか。なぜこれらに希望が集中するかと言えば、結局中学生の時の僕と同じです。「知ってるから」、それだけ。

テレビでよく見かけるとか、あとは親御さんの知識や願望…「ウチの子がフルート吹いていたら素敵!」とか。でもこれも結局フルートとトランペットだったらウチの子はフルートの方がいいわ〜、的な、他の楽器知らないだけだったりします。


まあ要するに大した理由なんてないのです。ですから、言い換えれば希望者が集まりにくい楽器は嫌われてるのではなく、単なる認知度の問題なので、それぞれの楽器の魅力を知ってもらうことで、全楽器を平均的存在感にしていくことをひとつの目標にすれば良いと思うのです。


では具体的にどうすれば良いでしょうか。7つ思いついたので挙げてみます。


1.まずは吹奏楽部の存在を知ってもらう

吹奏楽という存在が認知されなければ始まりません。僕自身、中学校の入学式までは別に吹奏楽部に入るつもりはありませんでした。よく知らなかったし。しかし、入学式の歓迎演奏を聴いた瞬間に「これだ!」と。おせじにも上手な演奏ではありませんでしたが、背中がゾクっとする感覚に襲われ、全てを決意した瞬間でした。ここまでとは言わなくても、同じように吹奏楽の演奏を聴いて魅了される人は多いはずです。


きっとどの学校でも「新入生歓迎コンサート」を開催していることと思います。しかし、このコンサートの落とし穴は、基本的には希望者しか来ないという点。どちらかと言えば「入部の意思を固めてもらう」目的になりがちです。


コンサートですから時間と場所を決める必要があります。しかし、それはきっと放課後の部活動の時間帯でしょうから、当然他のすべての部もその時間に活動しているわけです。結局新入生の取り合いになっているために吹奏楽にまったく関心がない人はコンサートに足を運んでくれません。


ではどうするか。ひとつの提案として、僕が高校の時にやっていたことですが朝と放課後に昇降口の前で演奏して強制的に全員に聴かせていました。あまりしつこいと逆効果ですが、このようにそれぞれの学校に合った方法で存在を知ってもらうよう考えていきたいものです。


他にも学校の許可が下りるかわかりませんが、SNSやYouTubeに年間通して積極的に配信をしていくことも地道な苦労や引き継ぎなどいろいろ面倒ではありますが、効果はあると思います。コンクールで優秀な成績をおさめている部活だけが人気になるわけではありませんので(これも勘違いしている人が多い)。


ということで7つもあるので続きは次回にしたいと思います。


ぜひ来週もご覧いただければと思います。

それでは!



荻原明(おぎわらあきら)


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ブログ「ラッパの吹き方」が10年目を迎えて新しくなりました! タイトルの「Re」は「Reconstruction(再構築)」とか「Rewrite(書き直し)」の意。 なので「ラッパの吹き方 ”リ”」と読んでください。